ひねもすのたり 犬猫と手芸、その他もろもろ

猫や犬との出会いと暮らしのことなどをつれづれに

めいちゃん

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めいちゃん。

彼女の救助は大変でした。

道路脇の小さな排水用の穴に入り込んでいました。

車がビュンビュン通る中、捕まえようとするも奥に逃げられかれこれ40分。ほんの隙をねらってやっとこさ捕まえました。

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その後めいちゃんは近所の猫好きさんにお嫁に行き…

 

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こーんなにふくよかな美猫さんに成長しました。

これからも元気でね~。

繁殖犬だったラブちゃん③

やっと我が家の犬になったラブちゃん。

 

 

フィラリアの薬をもらっていないようだし、歳も歳だろうし、とりあえず健康診断をしてもらおうと軽い気持ちで動物病院に連れて行きました。

 

 

ところが、診断の結果は悲しいものでした。

 

 

ラブちゃんは長くは生きられないでしょう。

肝臓も腎臓もひどい値でした。

フィラリアもいるようです…。

 

 

私はその場で泣いてしまいましたが、

母は間に合って良かった。短いかもしれんけど面白おかしく余生を送らせてあげよう!

と力強く言いました。

 

 

それからラブちゃんは105日間を我が家で過ごしました。

チビとマックとの散歩が大好き。

茶目っ気もたっぷりで突然ケージの上に登って、ほら、みんな見てーっとシッポを振って仁王立ちしたり。

本当に楽しい日々でした。

 

 

最後はいつもの伏せをして台所に立つ大好きな母を見つめたまま天国に旅立っていきました。

 

 

彼女との生活は本当に短かったけれども、思い出がたくさんつまった105日間でした。

 

 

 

悲しみにくれていた私達でしたが、あることに気づきます。

 

娘がいたよね??

 

ラブちゃんを迎えに行った時、

…この子は娘だよ、この子も歳取ってるから良かったらあげるよ。

…うちには既に2匹犬がいるのでもう1匹というのはちょっと…と断っていたのでした。

 

 

引き取ろう!!ということになりやってきたのが2代目ラブちゃんです。

 

 

母ラブちゃんとは違ってちょっと抜けてるけど食欲旺盛!猪突猛進!な性格。

 

難しいかもしれないと言われていたフィラリアも退治し、子宮蓄のう症で手術になってもすぐに元気になりました。

 

 

母ラブちゃんは私達に娘ラブちゃんを残してくれたのでした。

 

 

ラブちゃんは私達をたくさん笑顔にしてくれました。

娘ラブちゃんはこれからも私達を笑顔にしてくれると思います。そして彼女が楽しい気分で過ごせるように私達もがんばろうと誓ったのでした。

 

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…ラブちゃんありがとう!!

 

 

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ラブちゃんこれからもよろしくね♬

 

 

繁殖犬だったラブちゃん②

あの犬はどうしてるかな…。そろそろ赤ちゃん産まれてるんじゃない?

 

でもあの犬って言うのも変よね。

 

ラブちゃんっていうのよくない?愛に飢えてる感じがしたし…。

 

なんて会話をしていた私達でしたが、しばらくしてホームセンターの人たちや、トリマーさんからある話を聞くようになります。

 

どうもあのブリーダーさんの所からキャバリア犬が何度も脱走しているらしい。

一度保護した家の居心地がよほど良かったんだろう。

 

 

ラブちゃんは私達と一緒にいたかったんだと確信しました。

しかし、彼女は繁殖犬。

これから沢山の子犬たちを産んで、ブリーダーさんの生活を支えていくんだろう。

 

そう考えると引き取ることはできませんでした。

 

 

そんなこんなでさらに7年後。

 

母と私はそのブリーダーさんに道端でばったり会うことができました。

すぐにあの時の犬は元気ですか?と聞きました。すると、

 

そうそう、あの犬は歳をとって子供を産まなくなったんだよ。

良かったらあげるよ。

 

私達はその日のうちに、というかその足でラブちゃんを迎えに行きました。

 

ラブちゃんはずいぶん痩せていましたが、私達のことはやっぱり覚えていてくれたようでシッポを振って来てくれました。

 

ブリーダーさんの所から我が家への道すがらシッポを揺らし、母をちらちらと見ながら歩く様子は今でも忘れられません。

 

 

続きます

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相変わらず仲良し。

 

繁殖犬だったラブちゃん②

あの犬はどうしてるかな…。

そろそろ赤ちゃん産まれてるんじゃない?
 


でもあの犬って言うのも変よね。
 
ラブちゃんっていうのよくない?愛に飢えてる感じがしたし…。
 


なんて会話をしていた私達でしたが、しばらくしてホームセンターの人たちや、トリマーさんからある話を聞くようになります。
 


どうもあのブリーダーさんの所からキャバリア犬が何度も脱走しているらしい。
一度保護した家の居心地がよほど良かったんだろう。
 
 


ラブちゃんは私達と一緒にいたかったんだと確信しました。
しかし、彼女は繁殖犬。
これから沢山の子犬たちを産んで、ブリーダーさんの生活を支えていくんだろう。
 
そう考えると引き取ることはできませんでした。
 


 
そんなこんなでさらに7年後。
 
母と私はそのブリーダーさんに道端でばったり会うことができました。


すぐにあの時の犬は元気ですか?と聞きました。

すると、
 
そうそう、あの犬は歳をとって子供を産まなくなったんだよ。
良かったらあげるよ。
 


私達はその日のうちに、というかその足でラブちゃんを迎えに行きました。
 
ラブちゃんはずいぶん痩せていましたが、私達のことはやっぱり覚えていてくれたようでシッポを振って来てくれました。
 


ブリーダーさんの所から我が家への道すがらシッポを揺らし、母をちらちらと見ながら歩く様子は今でも忘れられません。

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続きます
 



繁殖犬だったラブちゃん①

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キャバリア犬のラブちゃんです。

 

横顔は大変な美人さんですが、ひとたび食べ物を見るや…

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こんな表情に笑

 

 

 

いつも陽気で食いしん坊のラブちゃんですが

 

私達と出会うまでには色んなことがありました。

 

 

 

 

きっかけは、17年前でした。

 

母が近くのホームセンターに行った時、1匹のキャバリア犬に出会いました。

 

迷い犬だな、と思った母はとりあえず自宅まで連れて行きました。

 

ひどい臭いがしたのでシャンプーをし、ごはんをあげると嬉しそうに食べていたそうです。

 

警察にも迷い犬の届け出をしました。

 

 

彼女はとても甘えん坊で母の行くところついて回りました。

 

トイレにもついてきた時には皆で笑ったっけ。

 

寝る時間になるとキュンキュン泣きだし、しまいには母がソファで一緒に寝ることになりました。

 

 

次の日、母が庭にあったベンチで彼女を抱っこして座っていると、1人の女性がやってきました。

 

彼女の飼い主さんでした。

 

飼い主さんは、話を聞くとブリーダーさんで、犬のお腹には赤ちゃんがいたところだったので助かったとお礼を言って彼女を連れて帰って行かれたそうです。

 

彼女はその間もじっと母を見つめていたそう。

 

帰宅した私と父は飼い主さんが見つかってよかったよかったと喜んでいましたが、母は別れる時のあの子の目がねーと言ってとても寂しがっていました。

 

 

続きます

 

 

 

 

野良犬チビとマック③

動物管理センターにチビたちが連れていかれて1週間がたちました。

 

庭で母と話をしていると、

 

なんとひょっこりチビが現れました。

 

はじめはチビそっくりの犬が現れたと思いました。

 

夢じゃないかとも思いました。

 

 

子犬と一緒にシッポをふりながら現れたチビ。

 

 

結局チビは管理センターには連れて行かれたわけではなかったのでした。

 

近所の人たちの話を総合すると、

 

あの日母が立ち去った後、近くの工事のお兄さんたちがチビと子犬を逃していたらしい。

(お兄さんたちも泣いていたとの話もありました)

 

チビはお兄さんたちにもとても懐いていたので逃したのだろうということでした。

 

 

 

そんなこんなで我が家の犬となったチビちゃん。

 

子犬のうち2匹は里親に出し残り1匹はうちで飼うことになりました。

 

その子犬がマックです。

 

 

チビとマックがうちの子になってから、犬や猫たちが我が家に舞い込むようになりました。

 

私達の犬猫ライフのきっかけになる2匹でした。

 

今の楽しい生活もチビとマックのおかげです。

 

 

7年前に天国に行ってしまった2匹ですが、今でも私達家族にとってはずっと大事な存在です。

 

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晩年のチビさん↑

 

 

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そしてマックくん↑他のわん達がじゃれるのを見ています。

 

 

 

 

野良犬チビとマック②

その後しばらくしてチビちゃんは顔を出さなくなりました。

 

お産のために近くの山にこもっているようでした。

 

 

それから1か月後、コロコロした3匹のかわいい子犬を連れて我が家にやってきました。

 

犬たちを飼う気は全くなかった私達ですが、うちに子犬を連れて足しげく通ってくると、やっぱり情が湧いてきます。

 

外飼いでも良いから飼おうか、という話になっていた頃でした。

 

 

ある日出先から家に電話をすると、母から涙声でチビと子犬たちが保健所に連れて行かれたことを聞きました。

 

当時は保健所に連れていかれる=殺処分というイメージが強かったので、私は大泣きしながら帰宅しました。

 

ご近所迷惑だということで、チビと子犬を捕まえて動物管理センターに通報されたのでした。

 

母は木につながれたチビに泣きながらちくわをあげ、センターの方が来る前にその場を立ち去ったそうです。

 

 

それからしばらくは、あの時早く家に迎えていれば…

 

やっぱり引き取りに行こうか…

 

でも通報されて捕獲された犬はすぐに殺処分されるらしい(今思えば正確な情報ではないです)

 

という会話を繰り返すばかりでした。

 

 

つづきます